『pytorch & 深層学習プログラミング』 備忘録2章
▪ 理解のための前提知識
それを理解するためには、以下の事を知っておかなければならない。
- xという「ベクトル」に対しても、x.backward() をする時に、()に引数を入れると計算ができるということ
- その引数は、xと同じサイズのベクターにするということ
である。例えばこのテキストでは、
z = y.sum() → z.backward()
としているが、その代わりにいきなり y.backward(torch.ones(y.size())) としてもよく、実際同じ結果になる。( y.sum() はしない)
ここで torch.ones(y.size()) は y と同じ大きさで、全ての要素が1であるベクトルである。この計算は「全ての y を同等の weight で扱って x.grad を計算する」という意味になっている。
1.仮想環境の作成
VScodeにおいて仮想環境を作る場合、ターミナルをVScode内で開くことができるので少し楽だ。手順は以下に示す。
- 仮想環境を作成する適当なフォルダを作成する。(例.\Users\username\imaginary_environment\graphviz ディレクトリを作る)
- VScodeにて「F1」を押し、「Create Terminal」を選択しターミナルを開く
- 「py -3 -m venv .venv」を作成したディレクトリで実行する(windowsの場合)
- ターミナルを一度閉じ、再度開く。自分の場合ExecutionPolicyのエラーが出てしまったため、「Set-ExecutionPolicy RemoteSigned -Scope Process」をターミナルで毎度入力し、権限を一時的に許可している
これで仮想環境の作成は完了である。あとは必要な物をインストールすれば良い
3.環境設定でPATHの新規作成
インストールしただけでは、実はまだエラーは解消しない。エラー文をよく読むと、PATHが何たらと書いてある。これが最後の問題点である。
自分も良く分かっていないが、PATHとは探し物をする際の道しるべのようなもので、ここに登録しておいた道(PATH)はコンピューターが毎度歩いて探し物をしてくれるらしい。
コントロールパネルから「システム」を選択しシステムの詳細設定、そして「環境変数」を選択する。
そこでユーザーの環境変数において新規を選択し、変数名にはPATH、変数値にはGraphviz\binが収納してあるディレクトリを入力すれば、ようやくエラーの解消である。